SATOH GROUP 佐藤鉄工所・ニットレ・藤為工業・エルピーエム

自動車用部品製造機器

自動車産業を支えるSATOHのアイデアと技術

当社は自動車関連のお客様の装置の企画・製造に関わっています。フォーマットの無い様々なご要望にも、私たちはアイデアと品質でお応えします。お客様と、その先にある産業を支えられるように。

納品の流れ

納品後、機器のメンテナンスを行い、
安全性を維持します。

01

設計

営業・設計部門は、お客様からのご要望、受注に対して製品の企画から設計まで行います。当社機械の使用説明や工場見学を行っていただき、納得した上で製作工程に進めるよう手配・管理します。設計、加工、溶接、検査、出荷までの一貫生産から、安定した高品質な製品をご提供します。

ワークストーリー

渡會・佐藤

渡會 / エンジニアリング室 課長

佐藤 / エンジニアリング室

お客様と直接お話させていただきながら設計まで行うので、実際の製作工程を把握した上でのご提案が可能です。自動車部品となると、納期やコストの要望も高いのが実情ですが、一貫生産をしている会社なので、お客様の立場に立った調整や管理がしやすいと思っています。管理する立場だからこそ、職場の環境を向上させる役割も担っているのですが、それが結果的に作業効率を上げ生産性も高まると思うので、それぞれが働きやすいよう整備しながら、受注量を拡大していきたいですね。

お客様と接する仕事ではありますが、どのポジションを担ったとしても、最終的な製品を見ることができるというのは手応えもあり、満足感が得られる瞬間だと思うので、自社で働く魅力だと実感しています。

02

調達

調達部門は、自社設計したもの、お客様からいただいた図面から、必要な部品・材料の手配を行います。加工・製作が効率よく進められる材料選定、溶接後の加工・歪み等を想定をした発注、生産工程全体を把握し管理することで、品質の精度と安定性を確保します。

ワークストーリー

大瀧

大瀧 / 調達

この仕事は、自分たちの手で形にしたものがお客様に認めてもらえる。ものづくりは、そういったやりがいを感じられる仕事だと思います。実際の現場は短納期という要望が多いので、まず自分は仕事に対して間を置かずに、すぐ対応、即調達を心がけています。さらに社内での連携が必要とされるため、どこかで仕事量が偏ったりしていないか全体を見渡しながら仕事を振り分け、効率アップを図っています。

技術を持っている者が多いと感じますが、オーバーワークになってしまうとどうしてもミスが増えるため、バランス良く生産体制が整えられることが大切ですね。1つの案件で100枚200枚の図面に対応しなければいけないこともしばしばあるため、それらが一通り手配を終えたときは格別な達成感がありますよ。

03

溶接

溶接を伴った加工を行う部門です。多様な設備を整え、大小様々な製品に対応できる環境を備えています。高品質で付加価値の高い製品を提供するために、安全性に配慮しながら確実でスピーディな作業を約束します。

ワークストーリー

齋藤

齋藤 / 加工グループ

ものを作ることの中で、加工というのは面白みのある業務だと思っています。仕事としては毎回違う新しいものがどんどん入ってくるので、その都度効率や方法を考えながら、いつまでも飽きずに試行錯誤しながら働けるため、楽しい作業でもあります。

穴あけや削りだしなど、うまく綺麗に加工ができたとしても、さらにスピードアップしていくことを考えれば課題はつきません。そうやって、自分なりのテーマを見つけながら、自分のペースで働けることが、この仕事の長所ですね。

04

組立

組立部門では、お客様の検査治具や溶接用のロボット治具等の装置等の製作を行っています。機器組立に伴うプレスによる圧入や刻印等、大きなものから小さなものまで多岐にわたる製作業務を請け負い、お客様のニーズを満たす装置を仕上げます。

ワークストーリー

茂木

茂木 / エンジニアリング室

重量物なので、例えば締め付けが一つ弱いだけで大きな問題になるため二度三度と確認し作業していくことが基本です。図面の中に、お客様が求めているポイントというか中核になる部分が必ずあります。それを読み取って、工程として大切なことを確実に押さえることを最も意識しながら組み立てています。

仕事環境が、意見を取り入れてくれるところなので日々『仕事は人』だと痛感します。自分のアイデアを採用してくれる周囲があるからモチベーションも上がりますし、仕事も変わってきます。継続してきたことで、大きな視野でものを見たり判断できるようになったのも、価値のあることですね。

05

検査

検査部門では、最終的な製品検査を行います。3次元測定器の使用に加え、一定の温度下・恒温室にて行うことで誤差がなく信頼性の高い検査を行い、検査を通過した製品を迅速、安全かつ確実に製品をお届けします。

ワークストーリー

市川

市川 / エンジニアリング室

製品の製造工程としては最終段階になるので常に責任を感じます。測定器自体が精密であり、微細で正確性が求められる作業なので取扱いには気を使いますが、お届けする製品の評価に繋がる大切な工程だと思うので神経を使い行っています。

現在は、新しい設備機械を勉強中なので、難易度が高い測定の場合は取り回しが難しく、その時は独自で考えうるパターンを試したり、時にはメーカーに問い合わせたり、苦労することは尽きません。しかし1から作り上げ組立上がった製品ですので、仕上がった時の達成感は大きいです。最終形を検査している私としては、その精度をより高めていきたいと思っています。

マンドレル

自動車エンジンを支える、SATOHのマンドレル

当社は自動車関連の部品製造に関わっており、その一つとしてマンドレルの製造を行っています。(マンドレルとは自動車エンジン内で使用するゴムホースを成形する治具です)妥協を許さない一つの要素が、多くを支えられるように。

納品の流れ

01

調達

調達部門では、各種マンドレルを製造するにあたり、必要な材料手配や社内部品の管理・調達を行います。社内全体の流れを把握しながら効率的な段取りを組み立て、無駄のない工程で総合的なバランスをとり製造効率の安定を図ります。

ワークストーリー

上地

上地 / マンドレル製造課

工場内での無駄が出ないよう常に広い視野で全体を見渡しながら調達業務を行っています。先輩後輩問わず指示をしなくてはいけないこともあり時折気をつかいますが、製造の効率化、安定化で現場も楽になると思うので、うまくやっていかねばなりません。

サービス業等の異業種も経験しましたが、特に製造業に関わらず、どんな職種でもお客様の意識は必要ですし、モノを作っていくだけではなく人との関わり合いが必ずあると思うんです。尊敬できる先輩たちの技術を活かすためにも、自分は平等で平和に働ける環境づくりを意識しています。

02

加工

加工部門では、半自動旋盤を使いマンドレルの外形を削ったり、先端等の尾部製作・加工をしています。マンドレルに付随する部品の改造や加工も請け負っています。鉄やステンレス、アルミ等の様々な素材を使用し、製造工程も各製品様々なので、経験からくるノウハウと高い技術力で確かなものづくりを行います。

ワークストーリー

落合

落合 / マンドレル製造課

製品に対する信頼性を高めるための意識を欠かさず、加工不良を出さないことはもちろん、加工機の取り扱いによって結果的に生産性を落とさないよう、日頃から気をつけて作業しています。元々車を整備するのが好きだったこともあり、その一部となるエンジン治具をつくる仕事に興味を持ち入社したという経緯があります。

今考えると、趣味としていたことは既に完成された部品を触っているだけで、金属部品そのものを製造することになって、この仕事を通して部品や素材について格段に詳しくなりました。今では既製品の良し悪しまで判断できてしまうので、目が肥えてしまい逆に面倒なこともありますね。

03

溶接

曲げ加工を終えた鉄、アルミ等の個々の部品を溶接し繋げていく工程です。すべて手作業のため高いレベルの精度保持に繊細な職人技を要します。熟練した技術者が、培われた経験を最大限発揮し価値ある製品を提供します。

ワークストーリー

松井

松井 / マンドレル製造課

溶接は、金属の溶け込み状態を肌で感じながら、視覚的にも美しく鱗状の光沢感を伴う製品に仕上げていく手作業の仕事です。製品の大きさによる熱の伝導率だったり、歪みや収縮を見極めながら、手の送りを少しずつ変えて、条件の違う一つ一つを繋げていきます。長年やっていますが、これがなかなか難しい作業です。

数字を入れて出せるものではないので毎日同じ状態にはならず、温度や湿度はもちろんのこと精神状態も精度として表れてしまうんです。忍耐も必要ですが、ゲージにピタっと合う製品ができる時など、納得のできる仕事を持つことは嬉しいことだと感じます。手作業が好きなので、仕上がった製品が友だちだと感じながら親しみを込め作り続けていきます。

佐藤鉄工所